宮崎神宮エリアに暮らすMIYAZAKI-JINGU AREAGUIDE

神武天皇をお祀りする「宮﨑神宮」と、その周辺をレポートします!

「宮﨑神宮」は日本神話に登場する初代天皇である神武天皇を祀る神社です。その歴史は古く、現在ではパワースポットとしても多くの観光客が訪れています。このレポートでは宮﨑神宮の歴史や神武天皇にまつわる伝説、季節ごとの祭りに加え、参拝後に立ち寄りたいおすすめのお店も紹介します。

「宮﨑神宮」参道と鳥居
「宮﨑神宮」参道と鳥居

「宮﨑神宮」の概要

「宮﨑神宮」は、日本神話に登場する初代天皇であり、日本国を建国したとされる神武天皇をお祀りしている神社です。神武天皇の父・鵜鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)と母・玉依姫命(たまよりひめ)もあわせて祀られており、皇室とのゆかりが深いことでも知られています。広大な境内は緑豊かで樹齢数百年を超える木々も生い茂り、静謐な雰囲気が漂っています。

宮﨑神宮の周辺には文化施設や教育機関も集まり、宮崎神宮の境内からの澄み渡る空気や静かな時の流れを感じられることから住宅地としての人気も高いエリアです。

宮崎屈指のパワースポット

「宮﨑神宮」
「宮﨑神宮」

年間約60万人の参拝者が
訪れるという

「宮﨑神宮」ご社殿
「宮﨑神宮」ご社殿


「宮﨑神宮」に伝わる神武天皇の伝説

神武天皇は、天照大神の子孫として日向国(現在の宮崎県)に生まれました。生誕地は宮崎県西諸県郡高原町といわれており、現在はその付近に狭野神社が鎮座しています。

神武天皇は幼いころから聡明で武勇に優れ、誠実な人柄だったことから人望が厚かったといいます。その後、わずか15歳で皇太子に即位し、日向国で政務を司るようになりました。

しかし、当時はまだ日本が統一されていない時代であり、神武天皇の権威は全国には轟いてはいませんでした。

東遷の作戦を練っている神武天皇と3人の兄たち
東遷の作戦を練っている神武天皇と3人の兄たち

東遷するまで暮らしていた
皇居といわれる

「皇宮神社」
「皇宮神社」


神武天皇の東遷と日本国建国

そこで、神武天皇は都を東に移し、国家統一を図るため、45歳のときに3人の兄とともに家臣を引き連れて日向国を出発して大和国(現在の奈良県)を目指します。道中では兄たちや多くの将兵を失ったり、瀬戸内海では嵐に遭遇したりと幾多の困難や悲劇にも見舞われました。

しかし、それでも進軍を続けた神武天皇はついに大和国の橿原に至り、日本国の初代天皇として即位しました。「日本書紀」に基づいた計算によると、紀元前660(皇紀元)年とされています。

その後、神武天皇の孫にあたる健磐龍命(たけいわたつのみこと)が、祖父の建国の功績を讃えるために創祀したことが「宮﨑神宮」のはじまりとされています。

神武天皇の命日とされる4月3日に行われる神武天皇陵遙拝
神武天皇の命日とされる4月3日に行われる神武天皇陵遙拝

「宮﨑神宮」参道
「宮﨑神宮」参道


現在の「宮﨑神宮」

現在の社殿は、神社仏閣設計の第一人者である伊東忠太の設計によって1907(明治40)年に建立されました。神武天皇にゆかりのある狭野神社の狭野杉を用いている点が特徴で、神殿や幣殿などは国の登録有形文化財として登録されています。敷地内には広大で自然豊かな「神宮の森」が広がり、市街地に位置しながらも荘厳で静謐な雰囲気が感じられます。

境内にある「宮﨑神宮徴古館」は、「宮﨑神宮」の宝物や書籍等の展示・保存のために1909(明治42)年に建設されました。なまこ壁と呼ばれる伝統的な様式で塗られた外壁が特徴的な建物です。また、敷地内には結婚式場の「神宮会館」も併設され、年間通じて多くの挙式・披露宴が開催されています。

国の登録有形文化財に
登録されている

宮﨑神宮徴古館
宮﨑神宮徴古館

本格的な神前挙式がかなう

神宮会館
神宮会館


季節ごとにその表情を変える

「宮﨑神宮」では年間を通じて季節ごとに数々の祭りが行われ、親しまれています。毎年4月3日に執り行われる「神武天皇祭」では、五穀豊穣を祈って鎌倉武士の装束に身を固めた射手たちが馬を走らせ大弓で的を射る流鏑馬が行われ、多くの観客でにぎわいます。

また、10月に開催される「御神幸祭」は県民から「神武さま」と呼ばれ、秋の宮崎を彩る県下最大の大祭として有名です。「宮﨑神宮」を出発し、市街地を練り歩く御神幸行列や神賑行列には、約1,500名が参加され、神聖で華やかな行列を楽しもうとやってきた観客で沿道は埋め尽くされます。

10月に開催される「御神幸祭」
10月に開催される「御神幸祭」

勇壮な流鏑馬が見られる

神事流鏑馬
神事流鏑馬


神宮参拝後に思わず寄りたくなるおしゃれなお店も

「宮﨑神宮」周辺には、おしゃれなカフェやパティスリーが多く、参拝後に立ち寄るのもおすすめです。

「茶房 珈花子」は「宮﨑神宮」前ロータリー近くに位置する「菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店」の2階にある喫茶店で、木を基調とした和のムードでゆったりと過ごせます。隣にはスイーツやコーヒーに加え、ヨーロッパ料理のアラカルトが楽しめる「ル・カフェ・パリサンク」が並びます。

さらに、チョコレートをはじめ焼き菓子や生菓子も人気の「チョコホリック ロースタリー(神宮1丁目)」や、オープン以来行列のできる店として有名な「DE•NI デニッシュ専門店&コーヒースタンド」、世界一の称号を得たパティシエールが営む「en haut(アンオー)(舩塚3丁目)」など、個性豊かな店舗を楽しめます。

2階には本格フレンチ
レストランも

「ル・カフェ・パリサンク」
「ル・カフェ・パリサンク」

行列必至の人気店

「チョコホリック ロースタリー」
「チョコホリック ロースタリー」


発見ポイント!

「宮﨑神宮」参道
「宮﨑神宮」参道

  • (1)初代天皇として日本神話に登場する神武天皇が祀られている
  • (2)パワースポットとしても多くの観光客が訪れる
  • (3)周辺にはおしゃれでおいしいお店が多い

神武天皇をお祀りする「宮﨑神宮」と、その周辺をレポートします!
所在地:宮崎県宮崎市 

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